日本光生物学協会
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第36回委員会議事録

 

日本光生物学協会第36回委員会議事録

日 時: 2005(平成17)年1月22日(土) 14:00 〜 17:00
会 場: ホテル京阪京都 3階 藤の間
出席者: 三室 守(日本植物学会)飯野盛利(日本植物生理学会)大石 正(日本比較生理生化学会)大岡宏造(日本光合成研究会)小原喜隆(国際眼研究会議日本部会)神谷勇治(日本農芸化学会)加茂直樹(日本生物物理学会)熊崎茂一(光化学討論会)佐々木政子(照明学会 光放射の応用・関連計測研究専門部会)七田芳則(日本動物学会)藤堂 剛(日本放射線影響学会)錦織千佳子(日本光医学・光生物学会)深田吉孝(日本生化学会)真嶋哲朗(日本化学会)市橋正光(AOSP理事)民秋 均(前会計幹事)
欠席者: 櫻井 実(広報部会長)

議 事:
  平成17年の新規・継続の各委員の自己紹介のあと配付資料の確認をした。各委員の名簿(資料2)の間違いについては、メールで庶務幹事に連絡することが要請された。議事録(資料3)については会議終了までに確認することとした。その後審議事項の審議に入った。


1.審議事項
1)次期会長の選出
次期会長の選出についての審議の後、投票を行った。その結果、七田7票、深田4票、藤堂2票となり、七田委員を次期会長に決定した。


2)会計幹事,庶務幹事の選出
会長による推薦が行われ、会計幹事に藤堂委員、庶務幹事に深田委員が指名され、承認された。


3)監事の選出
従来の申し合わせにより前々会長である佐々木委員の就任が承認された。


4)メール会議の連絡方法について(資料4)
前回の委員会で、光生物学協会の規約にメール会議の条項が加えられた。それを受けて、実際のメール会議のやり方について議論した。会長が櫻井広報委員長と連絡をとり、委員全員に返信できるメーリングシステムを作ることとなった。


5)第12回日本光生物学協会(The Photobiology Association of Japan)講演会について(資料5)
本年8月5日(金)、6日(土)の2日間に行う。第2日目は日本光医学・光生物学会との合同開催とする。会長が主催する。
8月6日には日本光医学・光生物学会との共催による講演会を行う。そのうちの1名は東大・院文の立花教授に依頼する。2名は光生物学協会の委員などから、2名は日本光医学・光生物学会で推薦する。光生物学協会からの推薦については会長に一任する。


  深田委員から、日本比較生理生化学会の大会が8月4,5,6日に開催されることがアナウンスされ、次回の光生物学講演会の日程については、関連学会の年会などと重ならないように配慮することが要望された。
  なお、光生物学「講演会」という名称について議論され、本年度の講演会から名称の変更(たとえば討論会)を検討することとした。


6)IUPB(国際光生物学連合、International Union of Photobiology)について
平成17年からの会長に和田正三都立大教授、副会長に山崎巌北大教授が就任したことが報告された。光生物学協会としては、IUPBの会長に会費問題について検討をお願いすることにしている。会長から和田会長に再度検討をお願いすることとした。


7)日本光生物学協会事業促進基金委員の決定
基金規約にしたがって、日本光生物学協会の会長、次期会長、庶務幹事、会計幹事がそれぞれ、日本光生物学協会事業促進基金の部会長、副部会長、事務局長、会計幹事に就任することを了承した。続いて部会長から佐々木委員に監事への就任要請があり、受諾された。


8)AOSP(The Asia and Oceania Society for Photobiology)基金の理事の決定
始めに市橋AOSP基金前理事長によりAOSP基金の規約(資料8)が改定されたこと、またその経緯が報告された。その後、基金規約にしたがって、日本光生物学協会の会長、次期会長、庶務幹事、会計幹事がそれぞれ、AOSP基金の理事長、副理事長、事務局長、会計幹事に就任することを了承した。続いて理事長から佐々木委員に監事への就任要請があり、受諾された。


9)今後の活動について(資料6)
新規の活動について、資料6をもとに議論した。


(1) 昨年、American Society for Photobiologyから本会にAssociate Editorの推薦依頼があり、三室会長を推薦し、了承されたことが報告された。
(2) 啓蒙活動をすることは重要である。あるアンケートによると地球環境についての話に人気がある。光生物学協会講演会のあとに市民向け講演会を開くことも考える。今年も開催することが望ましい。
(3) これまで行ったSSH(スーパーサイエンスハイスクール)への書籍の寄贈、出張講義について、ポジティブな反応が返って来ている。新規のSSHに対しても同様の啓蒙活動も検討する。
(4) 出張講義について、委員の出身高校への出張講義を歓迎する。
(5) 光生物学モノグラフの出版について、10人程度の候補者が必要である。対象とする読者層を検討する必要がある。すでに出版されている雑誌(アエラムックなど)を利用する可能性も考える。
(6) 定期刊行物の発刊(Web Newsなど)について、光生物学協会のWebページを充実させることを考える。各学会委員が持ち回りでWebページに掲載するコンテンツを考えることも必要。光生物学関連の興味深い論文の紹介を過去の会長経験者に依頼する。Webページの立ち上げにはプロ(セミプロ)に依頼する。維持管理は広報委員会が担当する。なお、定期刊行物の発刊(Web Newsなど)について、会長から5名の委員からなるワーキンググループ(三室(会長)、櫻井(広報委員長)、大岡(生物系)、熊崎(化学系)、錦織(医学系))を組織することが提案され、承認された。
(7) 光生物学協会の学会化について、学会化のメリット・デメリットが議論された。結論として、学会化を早急に行うのではなく、光生物学としてのサイエンティフィックな議論の場、国際会議の受け皿としての光生物学協会の枠組みで、当面の議論を進めることとした。
(8) 会長から、物理、化学分野を中心としてフォトンテクノロジーを軸に活動を進める動きがあり、その中に光生物学も位置づけられていることが紹介された。この方向も発展性のひとつとして進めることとした。
(9) 光生物学関連のジャーナルについて、今後対応を検討する。
(10) 光生物学協会のメーリングリストを充実させるため、会長から各学会に、光生物学協会のHPからリストに登録して頂くように依頼する。

10)その他
大石前会長から、AOSPの国際委員として推薦した松尾教授が辞退されたことが報告された。七田委員を新規の国際委員として推薦することを決定した。会長からAOSPの会長(Pill-Soon Song会長)に報告することとした。

4.報告事項
1)2004年会計報告(資料7)
会長から報告され、承認された。各学会にお願いしている会費は光生物学協会が発足して以来変わっていない、会費の値上げをお願いするかどうかを今後検討する。


2)広報部会長報告
櫻井部会長が欠席のため、会長から報告。特に報告することはない。ホームページが長い間更新されていない。広報委員長に要望する。
(追加資料:広報部会名簿)


3)各委員からの報告
熊崎委員から、光化学討論会の会議開催について、光生物学協会との共催にすること、また、光生物学協会のメーリングリストを使ってアナウンスしたいとの要望が出された。光化学討論会からの承認申請が会長に提出されれば、会長がメール会議の後決定することにした。


4)AOSP基金規約の改定について(資料8)
市橋AOSP理事から改定についての経緯の説明があった。


5)日本光生物学協会事業促進基金会計報告(資料9)
会長から報告があり、承認された。その後、光生物学協会の今後の活動方針とも関連して下記のことが議論された。
  文部科学省によって新規に採択されたSSHにこれまでのSSHと同様に寄贈本・出張講演の希望を問い合わせるか。今後の検討課題とすることになった。


6)AOSP基金会計報告(資料10)
大石委員から報告があり、承認された。
  昨年の国際光生物学会議への若手研究者の参加援助に関連して、来年に中国で開催されるAOSP会議にも参加援助を行うことが話しあわれた。神谷委員から農芸化学会の関係する基金では、「講演に質問をすること」、また、「感想文を提出すること」を援助者に義務づけていることが紹介された。


7)第3回アジア・オセアニア光生物学会開催について(資料11)
次回の会議は2006年7月の第1週(3日から9日までの2-3日間)に中国(上海)で開催されることが予定されていることが報告された。
第4回以降はオーストラリアかインドが候補。日本が引き受ける可能性もあることが報告された。


8)光生物学会「講演会」開催時の会員団体の共催について
真嶋委員より、光生物学会「講演会」を開催する時には各会員団体の共催とするという提案があり、今年から実施することにした。

(文責:七田芳則)

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